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2022/10/28

<オピニオン>韓国経済講座 第253回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

  • 韓国経済講座 第253回                                                        アジア経済文化研究所 笠井 信幸 筆頭理事

    かさい・のぶゆき 1948年、神奈川県横浜生まれ。国際開発センター研究員、ソウル大学経済研究所客員教授、秀明大学教授。アジア経済文化研究所筆頭理事・首席研究員、育秀国際語学院学院長

◆危機が過ぎるとやってくる㊤◆ 

 革新政権の所得主導政策、コロナパンデミック、ウクライナ侵攻の余波、そして今度は国際的高金利とウォン安及びインフレとなかなか経済立て直しの機会が持てない。むしろその間のダメージが後追いで次々とやってくる。具体的には、家計、企業の正常な活動が維持できない困難である。そして、こうした困難層が堆積して、生活、経営が立ち行かなくなる状況が増えてくる。つまり、企業や家庭が正常な活動ができないことから債務の累積が止まらなくなっている。また、こうした状況は家庭、企業のみならず国家においても看過できない状況である。


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