◆韓国はサウジ巨額プロジェクト参画で関係強化◆
「民主主義を享受する国に住む人口」は、世界人口の29・3%(23億人)にしか過ぎず、一方、「独裁に分類される国に住む人口」は同70・7%(55・6億人)に上ると推計されている(オックスフォード大学アワー・ワールド・イン・データ)。換言すれば世界経済やグローバルマーケットは、世界人口の7割を占める「独裁に分類される国」が中心となり構造変化を起こしており、新たな市場を形成しているということとなる。したがって企業は、海外売上比率の向上や市場開拓戦略・地政学的戦略の策定において、新旧の社会主義・共産主義国、新興国・途上国、非同盟主義・中立国などの「国家論理の理解」や「地政学リスクの把握と分析」が必要不可欠となる。
今世界は、「シーパワー」(米英主導の海洋国家連合:アングロサクソン同盟・ファイブアイズ・AUKUS・QUAD・IPEF・Ⅰ2U2)、「ランドパワー」(中ロ主導の大陸国家連合:上海協力機構・BRICS首脳会議・一帯一路・AIIB・シルクロード基金・BRICS銀行)、「グローバルサウス」(インド主導の非同盟中立国)の3つの異なる勢力がせめぎ合い、3極化している。
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