◆広がる金利上昇の影響◆
昨年多くの国でインフレが加速し、その抑制を目的に大幅な利上げが実施された結果、世界経済の減速と新興国の債務問題が生じている。IMFが1月に発表した「世界経済見通し」によれば、今年の世界経済の成長率は昨年の3・4%(推定値)から2・9%に低下する。ただし、インフレが早く収束し、コロナ禍のペントアップ需要が表れれば、上振れの可能性があると指摘した。
最近の韓国経済について見てみよう。昨年の実質GDP成長率は21年の4・1%を下回る2・6%(暫定値)であった。民間消費が4・4%、財・サービスの輸出が2・9%と伸びたのに対して、固定資本形成はマイナス0・9%であった。特に建設投資はマイナス3・5%と落ち込んだ。
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