◆自動車の輸出が伸びた23年◆
インフレと高金利、輸出の減速などの影響で低迷した韓国経済に、明るい材料が増えている。昨年10月から今年9月まで輸出額の前年割れが続いていたが、10月に続き11月も前年比プラスになった。特に主力製品の半導体が16カ月ぶりにプラスに転じたのは明るい。また、8月から再上昇していた消費者物価指数の伸び率が11月に3・3%と4カ月ぶりに低下した。2%台で安定的に推移するようになれば、利下げが実施される可能性がある。それまで消費と住宅投資は勢いを欠くため、輸出主導で景気回復が進むことに期待せざるを得ない。
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