◆労働市場参加のための「生存の戦い」に◆
韓国には今まで、生まれ育った地域、386世代とMZ世代、高齢者世代と若者世代の間で政治的な考えや意識の対立があった。しかしながら近年は既存の対立に加えて若者世代の男女間で対立が激しくなっている。若者世代の男女の対立は労働市場に参加するための「生存の戦い」である。中小企業、非正規労働者、労働組合のない企業などの二次労働市場と比べて相対的に処遇水準や労働環境が良い大企業、正規労働者、労働組合のある企業などの一次労働市場に入るために、彼らはスペック(大学の成績、海外語学研修、インターン勤務の経験、ボランティア活動、各種資格、TOEICなど公認の語学能力証明など)を競い合う。しかしながらこのようなスペックを用意しても若者が就職することはなかなか厳しい。
つづきは本紙へ