◆雇用機会創出で不安定労働の改善を◆
新型コロナウイルス感染症が収束を迎えている中で、OECD加盟国における平均失業率は感染が拡大していた2020年の7・2%から22年には5・0%まで低下した。一方、20年と22年における韓国の失業率はそれぞれ3・9%と2・9%でOECD加盟国における平均失業率を大きく下回る。
韓国における失業率が最も高かった時期は、アジア経済危機以後の約2年間で、1998年と99年における失業率はそれぞれ7・0%と6・6%であった。と言っても20年のOECD加盟国の平均失業率よりも低い水準である。さらに、就職が難しいと言われている15~24歳の失業率も22年現在7・0%でOECD加盟国の平均失業率10・9%を下回っている(韓国の15~24歳の失業率は23年8月には4・4%まで低下した。韓国統計庁の「経済活動人口調査」による韓国の15~29歳の失業率は22年時点で6・4%)。
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