◆ベトナムが韓国にとって最大の貿易黒字相手国に◆
アジア太平洋経済は、中国経済の停滞・金融の脆弱性・インフレ率の高止まりなどの政策課題を抱えつつも、世界経済の成長を牽引し続けている。IMF(国際通貨基金)は、世界経済の成長の70%超は、アジア太平洋経済の成長によるものと分析している。また、2024年経済成長率も「アジアの新興市場国と発展途上国」が5・2%と高い成長を予測している。他地域は、米国2・1%、EU0・9%、中南米・カリブ諸国1・9%、サブサハラアフリカ3・8%、中東・中央アジア2・9%と低調である。
アジア太平洋経済は、深まる相互依存関係とサプライチェーンの拡大が、各国の経済発展の軸となっている。アジア太平洋地域(29カ国2地域)は、日本と韓国の貿易にとっても極めて重要な地域となっている。
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