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2024/05/17

<オピニオン>韓国企業と日本企業 第139回 SK財閥のグローバル戦略と未来構想  多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 金 美徳 教授

  • 韓国企業と日本企業 第139回 SK財閥のグローバル戦略と未来構想  多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 金 美徳 教授

    キム・ミトク 1962年兵庫県生まれ。早稲田大学院国際経営学修士・国際関係学博士課程修了。㈱三井物産戦略研究所を経て多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科(修士・博士課程)教授。業績:書籍9冊、論文・学会発表13件、三井物産向けレポート297本、論文指導数430本、論考・メディア200件、講演72件、テレビ・ラジオ出演多数。

◆崔泰源会長の強い危機感から学ぶ経営哲学◆

 SK財閥は、中核企業が半導体のSKハイニックス、通信のSKテレコム、石油化学と電池のSKイノベーションであり、資産総額が34兆円である。また、21年末に現代自動車財閥を抜き、韓国財閥2位となった。因みに韓国財閥の資産総額ランキングは、1位サムスン50・4兆円、3位現代自動車28・1兆円、4位LG17・7兆円、5位ポスコ13・7兆円、6位ロッテ13・5兆円、7位ハンファ8・6兆円、8位GS8・5兆円、9位現代重工業8・4兆円、10位農協7・3兆円である。

 韓国公正取引委員会は、経済力集中を抑制し、公正で自由な競争市場を確保することを目的に毎年、資産総額5兆㌆以上の企業集団を公表しており、「23年公示対象企業集団指定結果」は82企業集団・財閥(傘下企業数3076社)であった。


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