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2024/12/20

<オピニオン>韓国企業と日本企業 第146回 北朝鮮の重大変化とユーラシア地政学④  多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 金 美徳 教授

  • 韓国企業と日本企業 第146回 北朝鮮の重大変化とユーラシア地政学④  多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科 金 美徳 教授

    キム・ミトク 1962年兵庫県生まれ。早稲田大学院国際経営学修士・国際関係学博士課程修了。㈱三井物産戦略研究所を経て多摩大学経営情報学部・大学院経営情報学研究科(修士・博士課程)教授。業績:書籍9冊、論文・学会発表13件、三井物産向けレポート297本、論文指導数430本、論考・メディア200件、講演72件、テレビ・ラジオ出演多数。

◆朝鮮労働党・役員人事から見る体制変化◆

 北朝鮮の重大変化の4つ目は、朝鮮労働党・役員人事から見る体制変化である。2021年1月5~12日平壌にて開催された「朝鮮労働党第8回大会」の党中央委員会第8期第1回総会において党中央委員会委員138人、党中央委員会委員候補111人が選出された。党中央委員会は、朝鮮労働党の最高機関であり、この中から党役員人事が決められた。また、その後に開催された朝鮮労働党・中央委員会第8期の第2回総会(21年2月8~11日)と第9回総会(23年12月26~30日)において降格・更迭・解任や昇格・補選・復権が繰り返された。


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