韓国を訪れた外国人観光客数が初めて700万人を突破した。韓国観光公社による11月23日現在の集計結果で分かった。前年に比べ14%ほどの増加だ。これで、年間では目標の750万人を上回る780万人に達する見込みだ。94年に350万人を記録してから、15年で倍増したことになる。
700万人の国別内訳をみると、日本人が275万8000人で39・4%を占め、次いで中国人121万1000人、米国人55万2000人の順。世界的な景気低迷の中でも、ウォン安効果で日本と中国からの入国ラッシュに加え、積極的な海外マーケティングが功を奏したと分析されている。ちなみに、円高が進んだ日本は10月末現在で559万7800人(日本政府観光局統計)にとどまり、前年に比べ23%の大きな落ち込みとなっている。特に韓国からは40%の大幅減だ。
観光公社では、来年は「韓国訪問の年」でさらに勢いが増し、2012年1000万人の誘致目標は達成可能と自信を強めている。