韓国車がアフリカで快走している。現代自動車は23日、アフリカ向け累計輸出台数が100万台を突破したと発表した。1976年に乗用車「ポニー」207台をリベリアなどに輸出してから33年ぶりのことだ。対アフリカ輸出は初年度の207台から2005年には10万台を超え、昨年は16万台を記録した。

　この日、蔚山工場船積埠頭ではアフリカ向け輸出100万台突破記念式が開催された。同社関係者は「未知の市場のアフリカで累計輸出台数100万台を達成できたのは、これまで市場開拓に向け努力を続け、現地の顧客のニーズに積極的に対応した結果」と説明した。

　アフリカ地域の自動車市場は07年の142万台から昨年には133万台に落ち込んだが、現代自動車の販売台数は14万3000台から15万3000台に増加。シェアも10％から昨年には11・６％に上昇し、トヨタ自動車に次ぐ２位につけている。