現代ロテムが、カナダのバンクーバー市に納めた全自動無人運転電車「カナダライン」の開通式が18日に行われた。この鉄道は2010年冬季五輪の開催へ向けて進められていたプロジェクトの一つ。郊外のウォーター・フロント駅とバンクーバー国際空港間約19㌔を25分で結ぶ。中央制御システムにより無人運転される。2両編成で1度に200人乗車できる。最高速度は時速90㌔で、日中のピーク時には3~4分間隔のダイヤを組む。この日、一般乗車に先立ち、バンクーバー空港で行われた開通式でブリティッシュ・コロンビア州のゴードン・キャンベル州首相は、「予定よりも4カ月近く早い開通となり、大変うれしい」とあいさつ。現代ロテムは2005年10月、バンクーバー市と車両供給契約を結び、40両納品した。1両当たりの価格は20億ウォンを超える。参入障壁が高い北米市場で同社の技術力が認められる契機になりそうだ。
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2009/08/21