欧州最大の家電見本市、第49回国際コンシューマー・エレクトロニクス展が4日から6日間ベルリンで開かれ、参加した60カ国・地域の1250社のなかで、韓国のサムスン電子やLG電子の製品がひと際人気を集めていた。
サムスン電子は5475平方㍍の過去最大の展示スペースを設け、液晶テレビ128台で超大型の花を形象化した「デジタルリーブズ」、世界最薄の厚さ6・5㍉の55型液晶テレビなどを前面に押し出し、来場客の目を引いた。特に蛍光灯の代わりにLEDをバックライトに使った液晶テレビの新製品の前は常にごった返していた。尹富根・映像ディスプレー事業部社長は、「数日で2万台以上のLEDテレビの注文を受けた。追加運賃を出してもいいので貨物機に積んで送ってほしいという欧米のバイヤーの要請が相次いだ」と驚きを隠さなかった。
LG電子も3700平方㍍の展示ブースを設置し、画面と外枠の境界をなくしたボーダーレステレビなど多様な製品を展示、話題を呼んだ。