新韓銀行100%出資で設立されたSBJ銀行が14日開業、営業を開始した。外銀としてはシティバンクに次いで2番目の日本現地法人であり、アジア系では初となる。
開業に際し同日朝、東京支店で権哲賢・駐日大使、鄭進・民団中央本部団長ほか在日同胞株主も参加してテープカットが行われた。
オープン記念の預金キャンペーンは5年物定期で2%の金利つき、開業と同時に問い合わせが殺到、一時コールセンターが不通となった。初代の宮内智社長は、「年末までの預金目標700億円を大きく上回りそうだ」と大きな反響に驚きを隠さなかった。
「愛される銀行」がキャッチフレーズ。宮内社長は「何よりも信頼と信用が大事だ。特に日韓経済の架け橋になる銀行として頑張りたい」と抱負を述べた。李伯淳・新韓銀行長は、「短期的成果にこだわらず、現地金融機関として深く根をおろせるようにしたい」と強調した。
同行は、2012年3月期に資産2400億円、預金2000億円、貸出金1600億円を目標にしている。