全羅北道の群山市と扶安郡を結ぶ新万金防潮堤が姿を現した。
新万金防潮堤は世界最長の全長33.9㌔㍍で、1991年11月の着工から19年余りで竣工。事業費総額21兆ウォンの新万金干拓事業は環境破壊論争のなかで工事の中断と再開を繰り返したうえ、防潮堤の幅を広げるために追加4年を所要した。その結果、新万金防潮堤は往復4車線の道路を有し、4万100㌶に及ぶ大地と湖が広がっている。
西海を一望できる平均幅130㍍・高さ36㍍の4車線道路は、海上に浮かんだ万里の長城のようだ。防潮堤の西側が海、東側は淡水湖となっている。船をかたどった高さ33㍍の展望台「新万金33センター」は、海水の流れを統制する排水閘門の作動状況が分かる。33センターの名称は、防潮堤の全長33.9㍍からきている。