バンクーバー冬季五輪スピードスケート500㍍で韓国男女代表が初のアベック優勝を果たした。大会４日目の15日、スピードスケート男子500㍍が行われ、牟太釩選手(21)が２回目34秒90（合計タイム69秒82）で金メダルを獲得した。牟太釩選手はこの日、21歳の誕生日。「夢に見てはいたが、本当に勝てるとは思わなかった」と話し、太極旗を掲げた。

　翌16日には、女子スピードスケート500㍍で李相花選手(20)も初の金メダルに輝いた。李相花選手は２回目37秒85（合計タイム76秒09）で優勝。喜びに涙が止まらない李は、「勝ったと聞いても信じられなかった。本当にうれしい」と語った。韓国がショートトラック以外の種目で冬季五輪金メダルを獲得したのは、今回が初めて。アベック優勝を果たした両選手は、ともに89年生まれで韓国体育大の同級生。小学校４年生から13年間にわたり共に練習に励み、友情を育んできた親友であることも話題になっている。