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2010/02/26

<フォトニュース> 金妍兒(キム・ヨナ)選手、圧巻の世界最高得点

金妍兒(キム・ヨナ)選手、圧巻の世界最高得点

 バンクーバー冬季五輪のフィギュアスケート女子シングルのショートプログラム(SP)は、かつてないハイレベルな戦いとなった。金妍兒選手対浅田真央選手の19歳同士のライバル対決を固唾を呑んで見守っていた観衆は、両選手のいずれ劣らぬ完璧な演技に大歓声と拍手を送った。
 
 金妍兒選手は、安定した演技で世界新記録の78・50点(技術点44・70点、構成点33・80点)の高得点をたたき出し、浅田真央選手も73・78点(技術41・50点、芸術32・28点)を上回った。両選手とも全くのノーミスだったが、金妍兒選手の方が、より安定した技術と高い芸術性で一歩リードした。金妍兒選手は、冒頭の3回転―3回転の連続ジャンプに成功。切れのあるスキップで会場をわかせ、最後にピストルを撃つポーズでにこりと微笑んだ。映画007シリーズの音楽に乗せ、ダイナミックでしなやかな演技だった。