韓国も本格的な電気自動車時代が幕を開けた。これまで地球温暖化につながる二酸化炭素(CO2)の排出削減が期待されながら最高時速が60㌔と遅いため、一般道路での利用が認められていなかった低速の電気自動車(EV)が韓国の公道を走れるようになった。関連法が整備されたことで、ソウル市では14日から市内ほとんどの一般道路で走行できるようになる。すでにソウルで試験走行が行われているほか、5日からは全羅南道霊光郡では全国に先駆け、低速EVの走行が可能となった。
低速EVは、1回の充電で低速電気自動車が走行できる距離が、蓄電池の種類により50~110㌔と短いため、今後充電施設などのインフラ整備が普及のカギとなりそうだ。
一方、電気自動車利用時、公営駐車場利用料の減免や自動車税の軽自動車水準への引き下げなどが適用される。自動車登録手続きは一般自動車と同じだ。