世界最大級のコンテナ船が釜山新港に入港した。スイスの船会社、MSCのコンテナ船「イレーネ号」(15万㌧)だ。
全長365㍍、幅51㍍、高さ68㍍の巨艦であり、航空母艦に匹敵する大きさだ。20フィートのコンテナ1万3789個を一度に積載することができ、そのコンテナを一列に並べると巨済~釜山間60㌔に達する。
この船の発注価格は1億6000万㌦。サムスン重工業が巨済島で建造した。運航装置がほぼ自動化されているため、この規模の船舶としては乗組員が22人と少なくて済む。また、他の船舶に比べ10%以上エネルギー節約が可能になった。
イレーネ号は8日、釜山新港でコンテナを載せ、処女航海に出発した。中国・青島、シンガポール、スエズ運河を経て欧州に向かう。