韓国東海岸の蔚山市蔚州郡に建設している原子力発電所の新古里(コリ)原発3号機に、100%韓国の技術で制作された新型原子炉が設置された。アラブ首長国連邦(UAE)に輸出する原発と同じモデルのAPR1400で、直径4.6㍍、高さ14.8㍍、重量533㌧の大きさだ。
新古里原発3号機は、独自に開発した新型軽水炉型原発で、発電容量は既存の原発に比べ40%増の140万㌔㍗、寿命も40年から60年に伸び、安全性と経済性を高めている。
金栄鶴・知識経済部第2次官は15日の原子炉設置式で「今回の原子炉設置は韓国原発の輸入を考慮している国に確固たる信頼を与える契機になる」と述べた。
新古里原発3号機は4号機とともに建設されており、完工する14年には計26基の原発が韓国の年間総発電量の37.4%(19万キガ㍗時)の電力を生産することになる。この2基の原発は6兆4800億ウォンを投じて07年9月に着工した。