慶尚北道にある安東の河回村と慶州の良洞村が韓国10番目の世界遺産になった。ユネスコ世界遺産委員会(WHC)は、ブラジルの首都ブラジリアで1日開かれた第34回会議で韓国が申請した「韓国の歴史村:河回と良洞」の世界文化遺産登録を決定した。
WHCは「家屋と書院など伝統建築物の調和と配置方法及び儒教文化が朝鮮時代の社会構造と儒教的両班文化を良く表しており、長年の歳月を維持している点が世界遺産にふさわしい」と評価。「世界が守らなければならない伝統村」と位置づけた。
今回の河回村と良洞村は、韓国にとって①石窟庵・仏国寺②海印寺蔵経板殿③宗廟④昌徳宮⑤水原華城⑥慶州歴史遺跡地区⑦高敞・和順・江華の支石墓群⑧済州の火山島と溶岩洞窟群⑨朝鮮王陵に次ぐ世界遺産登録。現在世界で899件が世界遺産に登録されているが、10件以上登録されているのは韓国など24カ国にすぎない。