朝鮮王朝の王宮・景福宮の正門である光化門が1865年の再建当時の姿そのままに復元され、8月15日の光復節に一般公開される。
文化財庁はこの日、光化門の扁額除幕式も行う。扁額は、高宗の時代に建立責任者兼訓練大将だった文臣、任泰瑛が漢字で書いた「光化門」の文字を復元。重要無形文化財の刻字匠、呉玉鎮さんの筆に、丹青匠が彩色した。
光化門は、朝鮮王朝を創始した李成桂による漢陽(現在のソウル)遷都(1394年)の際に建設されたが、戦争など2度にわたる焼失を経て高宗時代に再建された。だが、その後も勧告戦争などで破損し、一部は焼失した。1968年に故朴正熙大統領の指示により、門上部だけが鉄筋コンクリートで再建された。その後、95年に景福宮復元計画が決まり、東宮、泰元殿、興禮門などの復元工事が始まり、工事を開始、韓日併合100周年に併せて再建時の木造建築物として復活した。