駐日韓国大使館の新築着工式が3日、東京・麻布の解体工事が終わった旧大使館跡地で行われた。着工式には権哲賢・駐日韓国大使をはじめ、李揆弘・駐日韓国企業連合会会長、鄭進・民団中央本部団長、朴昌圭・ロッテ建設社長ら関係者約50人が出席した。
権哲賢・駐日韓国大使は着工あいさつで「先ほどまでの雨が止み、すっかり晴れ渡り、韓国大使館の未来を表しているようだ」と述べ、「現代的感覚に加え、韓国の伝統美も加味されるよう設計された新しい大使館を見た時、民族の自尊心を感じるだろう」と期待を示した。
総事業費6964万5000㌦が投じられる新大使館は、1万218平方㍍の敷地に地上7階、地下1階建ての庁舎と地上2階、地下3階建ての官邸が建設される。2013年5月完成の予定。創造建築と環境デザイン研究所が設計を担当。ロッテ建設と五洋建設が施工する。