現代重工業が世界の造船業界で初めて、船舶1700隻の引き渡し記録を樹立した。1700隻目の引渡し船舶は、自動車運搬船「モーニング・リリー号」。1974年に初めて引き渡した26万トンのタンカー「アトランティック・バロン号」から37年目の快挙だ。

　これまで引き渡した船舶をＧＴ（総㌧数）換算すると9776万㌧で、世界の造船会社が昨年引き渡した船舶総㌧数（9430万㌧）を上回る。

　現代重工業は2013年下半期に計2000隻の船舶引き渡し記録を樹立すると見込んでいる。これまで50カ国260社に船舶を引き渡しており、世界シェアの10％を占めている。

　同社では、「技術力を認められた非常に意味ある記録。今後も技術開発と工法改善を重ね、世界１位の造船所としての地位を強化していく」としている。