大邱市に韓国初となるタワー型太陽熱発電所が竣工した。大成グループは、韓国エネルギー技術研究院などと3年間の工事の末、大邱市北区の新川下水処理場2万3000平方㍍の敷地に、高さ50㍍のタワー型太陽熱発電所を完成させた。発電容量は毎時200㌔㍗で、約80世帯分の電力供給が可能だ。発電所の建設に71億5000万ウォンの政府出資金と45億ウォンの民間負担金の計116億5000万ウォンが投入された。
発電所には、太陽光を吸収するタワーと直径2㍍の反射板450枚、200㌔㍗の発電タービン、管理棟などを備える。太陽「光」発電は、太陽電池を用いて光を直接エネルギーに変換する発電方法だが、太陽「熱」発電は、多数設置した平面鏡を使って中央部に設置したタワーにある集熱器に太陽光を集中させ、その熱エネルギーで蒸気をつくり、タービンを回して発電する。