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2011/05/20

<フォトニュース> ソウルでG20国会議長会議

ソウルでG20国会議長会議

 G20(主要20カ国・地域)国会議長会議が19日、2日間の日程でソウルの国会議事堂で開幕した。昨年のカナダ・オタワでの開催に続き、これが2回目となる。オタワ会議で朴熺太国会議長は、次回会議のソウル開催と定例化を提案し、これが受け入れられた。

 今回は、G20構成国のほかにスペイン、エチオピア、シンガポール、赤道ギニア、アルジェリアの5カ国を招待。インドからは伝統的な身分制度カーストの最下層「サリット」出身の女性下院議長、メイラ・クマル氏も出席、注目を集めた。

 会議は、「共同繁栄のための開発と成長」をメーンテーマに、①世界平和・反テロのための議会間協力②先進国の開発経験共有を通じた開発途上国の発展③世界金融危機以降の共同成長のための国際協力と議会の役割を小テーマに議論し、共同宣言文を採択する。福島第1原子力発電所の事故を受けて原発の安全性確保についても議論される。朴議長は、「世界の安全のため多角的な取り組みをめざす」と語った。