韓国固有の紙、韓紙を使った作品を展示する「幸福と夢を込めた韓紙の工芸展」が東京・四谷の韓国文化院ギャラリーM1で開かれ、「幸せな夢」をテーマに制作された多数の美しい作品が出品された。
今回は実際に使用できる生活家具を中心に、韓紙で表現された絵画作品などを展示。韓紙産業技術発展振興会の車雨洙会長は、「桑の木を原料にした丈夫で美しい韓紙の特徴を生かして作られた伝統家具は芸術性と実用性を備え、リサイクル可能。通常のパルプとは異なり、森林保護にもつながる」と説明。「韓紙は耐久性に優れ、300~400年前に作られた紙製の家具が残っている。朝鮮時代には、戦士の鎧にも韓紙が使われるなど、当時から優秀性が認められてきた。グリーン成長時代を迎え、次世代エコ素材として注目を集めている」と述べた。19日15時まで。