釜山地域の経済が活況を呈している。コンテナなど取扱量が急増し、地元の中小企業の稼働率も90%を超え、1995年以来の好況に沸いている。釜山緑地産業団地にあるルノーサムスンもフル稼働体制だ。景気好転によるもので、昨年12月に釜山新港が本格稼働し、釜山と巨済島を結ぶ4・5㌔㍍の巨加大橋の開通した効果もあるとされる。
国土海洋部によると、2月の全国港湾のコンテナ取扱量は148万4000TEU(20フィート標準コンテナ換算)を記録、2月の取扱量としては過去最大となった。港湾コンテナ取扱量の約74%を処理する釜山港は、109万8000TEUを担当。米中との輸出入貨物が急増した。
昨年の釜山地域の輸出は前年比30・3%の123億㌦を記録したが、今年は1月だけで前年同月比58・2%増の12億㌦に達する好調ぶりだ。