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2011/04/29

<フォトニュース> 冬栢東山湿地(トンベクトンサン・済州島)と雲谷(ウンゴク・全羅北道)湿地

冬栢東山湿地(トンベクトンサン・済州島)と雲谷(ウンゴク・全羅北道)湿地

 湿地の保存に関する国際条約、ラムサール条約の事務局は、済州島の冬栢東山湿地と全羅北道高敞郡の雲谷湿地を同条約の登録湿地に新たに加えた。

 冬栢東山湿地(0.59平方㌔㍍)は済州島の中山間地域にあり、草地や天然洞窟、自然湿地などがそのままの姿で残っている。手つかずの自然状態が高く評価された。環境部が指定した10数種の絶滅危機種や天然記念物など希少動植物の生息地でもある。

 雲谷湿地(1.797平方㌔㍍)は過去には棚田として耕作が行われていた。山地型低層湿地破損地域だったが、驚くべきプロセスで生態系が復元したことで知られる。絶滅危機種のカワウソなど6種の保護対象動植物のほか希少な植物や哺乳類、鳥類が生息する。

 2湿地の新規登録で韓国のラムサール条約湿地登録は16湿地(計145.6平方㌔㍍)になった。