次世代送電網「スマートグリッド」の技術情報を交流する国際機構「国際スマートグリッド行動ネットワーク」(ISGAN)の初会議が14、15の2日間、ソウル市内のホテルで開かれた。スマートグリッドは、ITを活用し電力の流れを供給側・需要側の両方から制御、最適化する新たな電力ネットワークだ。
ISGANは韓国が主導し、米国、イタリア、フランスなど20カ国・地域が参加する国際協議体で、今年4月のクリーンエネルギー相会議で発足が決まった。スマートグリッドの技術や普及、実証に関する情報を交流し、共同研究開発などで協力することが主要事業になる。
崔重卿・知識経済部長官は、「新再生可能エネルギーや電気自動車などの普及を受け、これらを効率的に統合・運営するスマートグリッドが未来の電力網として急浮上しつつある」とISGANの役割を強調した。
韓国は今回の会議で正式に同協議体の事務局になり、事務所開きも行った。