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2012/05/25

<フォトニュース> 地上70㌢の物体も認識可能

地上70㌢の物体も認識可能

 韓国3番目の多目的観測衛星「アリラン3号」の打ち上げが成功した。種子島宇宙センター(鹿児島県)で18日、日本の3つの衛星とともにH2Aロケットで打ち上げられ、大田市にある韓国航空宇宙研究院との交信にも成功した。韓半島上空は、午前1時30分と午後1時30分前後の1日2回通過する。

 アリラン3号は685㌔上空の軌道上で1日に地球を14周半しながら、地上にある縦横70㌢の物体を認識できるサブ・メートル級の高解像度電子光学カメラで地上を撮影する。この1㍍以下の物体認識機能があるサブ・メートル級の観測衛星を保有しているのは米国、欧州、イスラエルだけで、韓国は4番目となる。これで、欧米が主導する高解像度の衛星画像市場に参入する足がかりを得たことになる。

 開発には2004年から総額2826億ウォンを投入。韓国航空宇宙研究院や大韓航空、韓国航空宇宙産業、ハンファなどが参加した。