全羅南道麗水市で「生きている海、息づく沿岸」をテーマに５月から開かれていた麗水世界博覧会は93日間の会期を終え、海洋環境の保護などを各国に求めた「麗水宣言」を発表して閉幕した。104の国と地域、10の国際機関が参加し、期間中820万3956人が来場した。

　閉会式は、金滉植・国務総理や潘基文国連事務総長らが出席し、麗水市民ら約８万人が見守るなか、万博ホールと海上舞台で開かれた。

　金総理は閉幕の辞で、｢麗水万博が成功裏に終わった喜びを国民と分かち合いたい。麗水万博は、海の大切さを世界の人々に改めて知らせる良いきっかけとなった｣と述べた。

　一方、麗水世界博覧会の会場が、今後海洋リゾートなどとして開発される。来年２月まで存続する博覧会組織委員会が、年末までに事後活用組織を構成し、国内外の資本誘致活動に乗り出す。