韓国を訪問する外国人観光客が急増する中、７月には初めて100万人を突破し、102万人に達した。年間1100万人を突破する勢いだ。昨年の外国人観光客数は979万人だった。

　文化体育観光部は「夏季シーズンに家族旅行客が増えたことに加え、Ｋ－ＰＯＰ人気を活用した韓流マーケティングなどが効果を発揮した」と指摘した。

　これまで日本人観光客が最も多かったが、７月は中国人観光客が32万人に達し、初めて日本人観光客（30万人）を上回った。

　しかし、急増する外国人観光客向け宿泊施設が不足状態だ。外国人観光客の80％が首都圏を訪れ、ホテル需要は約3万6000室に達するが、ソウルの客室数は2万8000室にとどまり、8000室が不足している。このため、郊外の松炭、議政府、光明、仁川などにあるホテルやモーテルに宿泊し、観光に出掛けている実情だ。

　現在、ソウルでは新築、増改築が相次いでおり、現在工事中のホテルは50カ所、7701室に達する。３～４年後の供給過剰を懸念する声も出ているほどだ。