欧州最大の映像音響機器見本市「ＩＳＥ2012」がオランダのアムステルダムで２日まで開かれ、韓国からはサムスン電子とＬＧディスプレイが最新の商業用大型ディスプレーを出展し、話題を呼んだ。

　サムスン電子は、ブース入口に55型の超高画質ディスプレー60台を組み合わせた「メディアポール」と呼ばれる柱状のデジタルサイネージ（電子看板）を設置。ＬＧディスプレイは165型の超大型ＬＥＤ（発光ダイオード）マルチビジョンを展示した他、エネルギー消費を最大30％削減したディスプレー製品の性能を確認できるスペースなどを設けた。

　各種情報をディスプレーに表示する大型のデジタルサイネージは、「パブリックディスプレー」としての活用事例が増えている。

　急速な普及で頭打ちとなった薄型テレビ向けパネルとは異なり、パブリックディスプレー市場は毎年の成長率が30％を超える成長分野だ。