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2012/02/10

<フォトニュース> 京仁運河に国際航路就航

京仁運河に国際航路就航

 漢江と黄海を結ぶ京仁運河「アラベッキル」を起点とする国際航路に船舶が初めて就航した。韓進海運所属の3000㌧級船舶が最近、京仁港(仁川ターミナル)でコンテナ70TEU(20フィートコンテナ換算)を積載して中国・青島に向け出航した。今後、週1回運航の予定。

 京仁運河(幅80㍍、水深6.3㍍)は、ソウル市江西区開花洞の幸州大橋付近から仁川市西区始川洞を経て黄海に至る総延長18㌔。事業費2兆2500億ウォンを投じて2009年3月に着工。昨年10月末に臨時開通し、この間遊覧船などを運航している。5月に正式開通すれば、年間100万人を超える観光客が訪れる見通しだ。特に、中国など外国から直接ソウル市内に貨客船を呼び込めることになる。今後、天津、ウラジオストクとの間にも航路を開設する計画だ。

 なお、「アラベッキル」は、公募によって選ばれた名称で、「船の道」を意味する「ベッキル」にアリランのリフレインから取られた「アラ」を加えた造語。