現代重工業が、船舶の引き渡し1億㌧(総㌧数基準)を達成し、記念式が行われた。1億㌧達成はこれが世界初だ。
記念式では、カナダ船主に納入する1万3100TEU(20フィートコンテナ換算)級のコンテナ船の命名式を行い、引き渡し船舶を1億717万㌧に伸ばした。1972年3月23日の最初の船舶起工式から40年。1986年12月に1000万㌧、2000年10月に5000万㌧を達成。1億㌧は、昨年の世界の船舶建造総㌧数(1億40万㌧)に匹敵する。
現代重工業は、これまでに49カ国・285社に1805隻を引き渡した。ドイツ向け210隻、ギリシャ209隻、日本116隻、デンマーク96隻などの順に多い。船種別ではコンテナ船510隻、タンカー351隻、バルク船(ばら積み船)342隻、石油精製品運搬船が124隻、液化石油ガス(LPG)運搬船が109隻など。
蔚山と群山(全羅北道)に11のドックがあり、年間100隻以上を建造している。年間建造量も最大1300万㌧と世界最大だ。