サムスン電子が次世代テレビとして注目されている有機ＥＬ（エレクトロ・ルミネッセンス）テレビの量産モデルを公開、世界の関心を集めている。

　省エネ設計で高画質の映像が最大の特徴だ。色調を表現するピクセル（画素）が自ら光を放ち、それぞれの色を作る。そのため、従来のＬＥＤ（発光ダイオード）テレビに比べ20％以上豊富な色調を再現でき、画質は段違いだ。

　動きの激しいスポーツ競技でもクリアな映像を実現し、３Ｄ画面でもちらつくことなく、臨場感あふれる映像を提供する。また、２つのチャンネルを同時視聴でき、イヤホン付きの３Ｄメガネでステレオサウンドを楽しめる。

　世界に先駆け年内市販。価格はＬＥＤテレビの最上級モデル（540万ウォン）の２倍の1100万ウォン台。業界関係者は「韓国が世界のテレビ産業の中心にいることを今一度確認させた」と評価した。