韓国で秋夕(旧盆)連休が始まった。民族大移動の季節だ。今年の秋夕は9月19日で、土日が重なり、5連休の人が多い。
17日からソウル駅や高速バスターミナルは一足先に帰省する人々で混み始めた。韓国交通研究院によると、17~22日に移動する人は全国で3513万人に達し、昨年の秋夕より4.9%増える見通しだ。
両親がいる故郷への道は10時間以上かかる「苦行」だが、秋夕帰郷は絶対欠かせない年中行事だ。だが、首都圏に住む若者の間では故郷に帰らず墓参りで済ます人も増えているという。
ソウルの各市場は、長い秋夕連休とあって買い物客で例年にない賑わいだった。釜山の国立海洋博物館では、18日から3日間、ノルティギ(韓国式シーソー)など伝統的な遊びの体験と家族向け映画の上映イベントを行っている。