サムスン電子のスマートフォン(高機能携帯電話)「ギャラクシーS」シリーズが発売から2年7カ月で販売台数1億台を突破した。
2010年5月に発売した「ギャラクシーS」が2500万台(17カ月間)、S2が4000万台(10カ月間)、S3は7カ月間で4100万台を突破する大ヒットとなった。これまで最高記録の米アップルの「アイフォーン」は1億台突破まで3年10カ月かかったが、これより1年3カ月早かった。
サムスン電子は、このSシリーズ発売まではスマートフォンの世界シェアは5%に過ぎなかった。人気の秘訣は、24年間にわたる携帯電話とIT分野で蓄積した技術力だ。高精細の有機ELディスプレー、頭脳の役割をする高性能AP(アプリケーションプロセッサー)、米グーグルのOS(基本ソフト)アンドロイドなど最先端技術で業界をリードした。特に、ギャラクシーSは、ユーザーの顔、目、音声、動きなどを認識するセンサーを搭載し、人間中心のスマートフォンの発展方向を示している。