マイスター高校の第1期卒業式が21校で相次いで行われた。2010年に入学した生徒3600人。就職率は93・75%に達し、3校では100%完全就職を実現した。
生徒たちは、未来の青写真を具体的に描いて入学した。機械・オートメーション分野を専門とする蔚山マイスター高校を卒業したクォン・ワンソプ君は、電気システム制御分野を学び、昨年ハンファ63シティに合格し、電気分野の技術職社員として勤務している。
高学歴社会に挑戦するマイスター校だ。大卒優先の社会の偏見を打破、企業の要求に合わせた課程で運営。産業と協力する優秀職業教育の事例として英エコノミストが紹介するほどだ。マレーシアや中国から視察に訪れたり、本場ドイツも強い関心を寄せているという。
授業料を免除し、奨学金と技術者資格証を付与する特典もある。入学競争率は3倍に上昇。中学校の内申も上位20%に上がっている。現在ソウルロボット高校など35校に増えているが、就職後、マイスターを受け入れる風土が広がることが求められている。