「国際庭園博覧会」が全羅南道・順天市で開幕した。19日の開幕式には国内外の来賓や市民ら3000人が出席。23の参加国の国花をデザインした灯籠が水辺のステージ前に並べられた。
組織委員会理事長の趙忠勲・順天市長は「韓国で初めて開催される庭園博覧会は産業化で衰弱した自然と人間に、共存と生活の質の向上に向けた知恵を授けるだろう」と述べた。
テーマは「地球の庭園、順天湾、生命を植える」。メーン会場では、韓国、米国、日本、オランダ、英国、フランスなど世界10カ国の伝統的な庭園も造成。韓国漢方や世界の薬草を紹介する世界薬草園も設けられた。
湿地センターでは、気候別に様々な様相を織りなす世界の湿地帯を紹介。水生動物や鳥類なども観察できる。
国際庭園博覧会は、主に欧州を中心に開催。日本では、1990年に「花と緑の博覧会」の名前で開かれた。開催後も木々が茂り、その価値が高まっていく未来型の博覧会だ。今回の順天庭園博は10月20日までの184日間、順天市一帯で行われる。