韓国国宝第1号の南大門(正式名・崇礼門)が5年3カ月ぶりによみがえり、復元記念式典が4日開催された。
朝鮮朝時代の1398年2月に建てられた南大門は、ソウル最古の木造建築物で、観光スポットとしても親しまれてきた。だが、2008年2月に放火で楼閣部分が焼失し、この間復元工事が進められてきた。
この日の式典には朴槿惠大統領も出席し、「崇礼門はわが民族魂とアイデンティティーを象徴する大韓民国の顔だ。崇礼門の復元は単なる文化財の復元にとどまらず、わが民族の誇りをよみがえらせ、新たな希望の門、新時代の門が開かれたことを意味する」と祝辞を述べた。
今回の復元工事には主な無形文化財技能保有者が参画し、延べ3万5000人が投入された。
南大門は火曜から日曜の午前9時から午後6時まで無料開放される。