サムスン生命がソウル市、第一企画と共同企画した「生命の橋」キャンペーンが世界3大広告賞の一つ、クリオ賞の最高賞であるゴールド賞に初めて選ばれた。
この「生命の橋」キャンペーンは、昨年9月に自殺の名所として知られるソウルの漢江に架かる麻浦大橋の橋を「命の橋」に変えようと、ガードレールにセンサーを取り付け「対話できる橋」にしたもの。人が歩くと照明とともに、「何に悩んでいるの?」「最高の時はまだこれからです」といったメッセージが浮かび上がる。これらの言葉は、心理学者や自殺防止運動の活動家たちのコンサルティングを経て考案されたという。
実際、「生命の橋」のおかげで自殺を思いとどまり、「希望を得た」という反応が得られるなど今回の広告キャンペーンは成功だったと評価されている。
クリオ賞は1959年に設立。世界中から選抜されたクリエイターが選考を担当し、ゴールド、シルバー、ブロンズの各賞を授与している。