「新体操の妖精」孫延在選手(19)がウズベキスタンで行われた新体操の第6回アジア選手権で個人総合優勝し、「アジアの女王」になった。韓国人選手が新体操の国際大会で優勝したのは初めて。
孫選手の合計得点は72.066点。フープ18.033点、ボール18.267点、こん棒18.133点、リボン17.633点と全種目で1位となり、2位以下を圧倒した。種目別決勝でもフープ、こん棒で優勝、3つの金メダルに輝いた。
孫選手は、新体操の韓国期待の星だ。シニアデビューした2010年の広州アジア大会で個人総合3位。翌年の世界選手権で個人総合11位につけ、ロンドン五輪出場権を獲得した。そして、過酷な練習に耐え、五輪個人総合5位に入賞し、世界レベルの選手に成長した。
今季のワールドカップ・シリーズでは種目別で銀メダル3個を獲得するなど、確かな実力をつけてきた。来年の仁川アジア大会優勝に弾みがついている。