釜山~ソウル間を1時間30分で走行できる超高速列車が誕生した。「2013釜山国際鉄道および物流産業展」がこのほど釜山市海雲台の展示場で開かれ、現代ロテムが最高時速430㌔㍍で走行可能な次世代高速列車「ヘム(HEMU-430X)」を初公開した。
ヘムは2007年4月から5年余りをかけ、韓国鉄道技術研究院が中心になって開発。今年3月に時速421.4㌔㍍を突破する第1段階試験に成功した。2015年の商用化を控えている。
ヘムは高速車両を意味する英語(High Speed Electric Multiple Unit)の略で、韓国語の読みで「海霧」の意味も含めている。
現代ロテム技術研究所の高速車両開発チームは、「ヘムは軽量アルミニウム材質の車体で、すべてのタイヤに動力を与える動力分散式だ。動力集中式の列車に付いた前後の機関車がなくなり、その位置に客室が付いた。より多くの乗客が利用できる」と説明した。