2012年10月に開館したソウル図書館が、3年で会員数10万人を突破した。平日は約5000人、週末には1万人が訪れる人気スポットになっている。
ソウル図書館は、ソウルの中心部、市庁エリアに位置する公共図書館。図書館の施設は日本統治時代の1926年に京城府庁舎として建てられ、1946年以降ソウル市庁舎として使われてきた建物を約4年の歳月をかけて改装した。
ルネッサンス様式の重厚な外観に今回のリモデリングで光を多く取り入れて明るさと軽快さが加わったことで、誰もが自由に利用できる親しみやすい空間に生まれ変わった。
総面積1万8711平方㍍、地上5階、地下4階建てで、新市庁舎とは地下でつながっている。蔵書20万冊、閲覧席390席、資料室7室と充実している。
一般資料室1には最近2年間に発行された社会科学、自然科学、哲学など約2万冊の本が配置され、障がい者資料室には点字本や手話映像など約1100の資料が揃っている。
ソウル図書館は市内1000カ所の図書館と800軒の書店情報をまとめた「図書館・地域書店統合地図」を作成して配布する予定だ。