未来創造科学部は、ソウルから釜山まで30分以内で走破する時速1000㌔㍍の超高速列車の開発に取り組んでいると明らかにした。
米国の電気自動車メーカー、テスラの創業者イーロン・マスク氏が2013年に飛行機より2倍速い超高速列車「ハイパーループ」構想の発表から3年、韓国でも独自開発に入った。
韓国鉄道技術研究院と韓国建設技術研究院、蔚山科学技術院は、済州道で開かれた韓国鉄道学会でハイパーループ研究会を結成した。来年上半期(1~6月)に真空チューブ内を走る韓国版ハイパーループの青写真を発表する予定だ。
直径2・3㍍のチューブトンネルを走る40人乗りカプセル1両で構成。空気抵抗をなくすためにチューブ内を1000分の1気圧状態にする。
カプセル列車は車輪がなく、磁気浮上方式を活用してチューブ内で浮いた状態で走る。李寛燮・鉄道技術研究院磁気浮上鉄道研究チーム長は「真空に近い環境で20㌔㍍ほど加速すれば、1000㌔㍍以上の速度を出せる」と説明した。