フランスのボルドーで開かれた「第9回国際アビリンピック」で韓国が金14、銀8、銅2を獲得し、総合優勝した。2位は台湾、3位は中国。
アビリンピックは、「アビリティ」(能力)と「オリンピック」を合わせた造語で、世界の障害者が職業技能を競う大会だ。国連で定めた「国際障害者年」の1981年に東京で初開催。韓国は9大会のうち7大会で優勝。第4回大会から6連覇の偉業達成だ。
今大会は、世界35カ国から510人の選手が参加。韓国は39人が39種目の競技に出場。大会史上初めて導入されたコンピューター情報通信をはじめ、溶接、美容、眼鏡製作の部門で金メダルを獲得した。
貴金属種目で金メダルを獲得した金ジョンボムさんは「車椅子に乗る私をおんぶして階段を上り下りしながら育ててくれた祖母に金メダルをささげたい」と感想を述べた。
朴槿惠大統領は、「今の情熱と夢を生かして能力中心の社会をリードする韓国の誇らしい主人公になってほしい」と祝電を送った。