LG電子が初めて、慶尚北道亀尾にある有機ELテレビ工場を公開した。全長150㍍のベルトの上を55㌅の曲面型有機ELテレビが列を作って流れていた。1台当たり組み立て時間はわずか15分。核心部品は、すでに組み立てが終わった半製品状態で投入されているからだ。
新製品は1週間、量産製品は3日間にわたり、①電源を入れたり消したり、チャンネルを変えて画質をチェックする常温試験②40度を超える部屋で、テレビを付けたままにしておく高温試験③密閉された空間で雑音と音色を点検する音質試験など厳しいチェックを受ける。
すべての新製品は168時間の試験を経て生産されるという。
同社関係者は「テレビ市場のパラダイムが有機ELに急速に変わっている。今年の販売台数は昨年の8倍に達する見通しだ」と語った。
有機ELは自ら光を出す蛍光性有機化合物を利用して作ったディスプレーで、バックライトを出す液晶テレビに比べ構造が単純で薄い。