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2016/09/09

<フォトニュース> 韓国の「世界記憶遺産」一堂に

韓国の「世界記憶遺産」一堂に

 5日から国際公文書館会議大会が開かれているソウル江南のCOEX(総合展示場)で、韓国が保有する「世界記憶遺産」のすべてが初めて一堂に集められた。9日まで展示される。

 「訓民正音(解例本)」「乱中日記」「韓国の儒教冊板」「東医宝鑑」「承政院日記」「朝鮮王朝実録」「日省録」「朝鮮王朝儀軌」「高麗大蔵経板および諸経板」「直指心体要節」「セマウル運動記録物」「5・18光州民主化運動(光州事件)の記録物」「KBS特別生放送『離散家族を探しています』の記録物」の13件で、いずれも貴重な資料だ。

 行政自治部関係者は「所蔵先が異なり、韓国全国に散らばっている世界記憶遺産を鑑賞できる絶好のチャンスだ」と語った。

 ユネスコ(国連教育科学文化機関)は人類共通の資産を保存するという趣旨で、1992年に「世界の記憶」を創設。現在の登録件数は計348件で、ドイツが21件で最も多く、英国とポーランド(各14件)が続く。韓国の13件はオーストリア、ロシアと並び世界で4番目に多い。